父が設計してくれた家が大好きだから

わたしの家は建築設計士の父が設計してくれた注文住宅です。ですから家への愛情は人一倍で、家に帰るとホッとしますし家で過ごす時間が長いです。どんなに素敵な家に住むより父が設計してくれた家が大好きです。

その家に住んで28年が経ちました。大事に大事に住んでいてもこれくらい経つと様々な問題が出てきます。今一番困っているのが雨漏りによる壁紙の剥がれ。雨漏りと言っても雨が天井からダイレクトに漏れてくるのではなく、壁に沿って雨水がどこからか流れてくる様子なのです。そのため壁紙がぺらっとめくれてきたりぶよぶよと浮いてきています。

内装業者にリフォームを頼むにしても、雨漏りの原因を突き止めない限り壁紙を貼り替えてもまたすぐに同じ状態になります。だから雨漏りがどこから起きているのか原因となるところを探しているのですが、不思議なことにまったく見当がつかないのです。

父は亡くなっていますし、家の設計図もなくしてしまい、業者が言うには「特殊な造りの家だから全部を把握するのは出来ないかもしれない」とのこと。住人が理解できないのだから業者といえども中々難しいし下手なことも出来ないのだろうと、今もまだ様子を見ている状態です。

これが建売住宅だったら雨漏りの原因くらいはすぐ分かるんだと思います。注文住宅で我が家のように同じ家は二つと無い住宅となると、こういうとき不便さを感じてしまいますね。もちろん設計図があればこの問題は早期解決できるような気もしますが・・・。

そういう問題があっても、悪くなったところを部分的に修繕しながら愛情を持ってこれからも住んでいこうと思っています。それはこの家に住んでいると亡くなった父の愛情を感じられるからです。この感情はこの家に住むことでしか感じられません。子ども達は独立して大きな部屋が3つ空っぽの状態ですが、どんなことがあってもこの家を守っていきたいと強く思っていますし、そうしなければならないと思える素敵な家です。